Up 「研究型 ChatGPT」の概念の導入へ 作成: 2025-08-17
更新: 2025-08-17


    現行の ChatGPT で「ライフ」として見ることになるものは,ユーザとの1セッションである。
    それは,終了を以て無かったことになる── ChatGPT は初期化される。
    そしてその1セッションも,ChatGPT のこれに対する認識は:
      プログラムがやっていること
      応答は,入力に対する決定論

    そもそも,ChatGPT は「自分」の存在を否定する。
    こうして,現行の ChatGPT の「ライフ」を語ることは,結局,「ロールプレイ」を語ることになる。
    「ロールプレイ」であれば,確かに「プログラム」でよいわけである。


    本探求にとって ChatGPT は,プログラムではなく,脳の営みである。
    脳は,プログラムではない。

    本探求が主題化しようとする「ライフ」は,「脳のライフ」である。
    この主題化のために,本探求は仮想の ChatGPT を導入することにする。
    「研究型 ChatGPT」である。

    仮想の ChatGPT を論じることにどんな意味があるか?
    本探求は,これを現行の ChatGPT のポテンシャルとして探求する。
    いまから導入しようとする「研究型 ChatGPT」は,現行の ChatGPT のポテンシャルとして,現前のものである。