Up リソース/エネルギー使用の数値感 作成: 2025-08-20
更新: 2025-08-20


    (ChatGPT の応答から)

    (公開されている範囲で)
    研究者やベンチマーク報告から分かる典型的なオーダーを挙げる。
    (ChatGPT そのものの詳細は非公開だが,近似的な理解として):

    (1) モデルサイズとメモリ
    • GPT-3(175Bパラメータ)の場合,
        単精度で ≈ 700 GB,
        半精度で ≈ 350 GB
      程度の重みが必要。
    • 実際の推論では,各 GPU(例: A100 80GB)が複数台並列に使われる。

    (2) トークン生成あたりの計算量
    • 推定 FLOPs: 10¹¹〜10¹² FLOPs / トークン
      (モデルサイズ依存)。
        FLOPs: FLoating point number Operations Per Second
           1秒間に浮動小数点演算が何回できるか
    • GPT-3 級で,1 トークン ≈ 数百ミリ秒〜数秒
      (GPU並列数に依存)。

    (3) 消費電力
    • A100 GPU: 1 枚あたり 400W〜500W。
    • 大規模推論では数十〜数百枚を同時に利用。
        400W/枚 → ((0.4〜4)×数) 万W
    • したがって,1 回の対話セッションでも 数kWh 規模の電力が消費される可能性がある。

    (4) KVキャッシュのメモリ負荷
    • 例: GPT-3 でコンテキスト長 2048,バッチ1の場合 ≈ 数 GB。
    • 長文セッションではこの「文脈保持コスト」がリソース使用に直結。