Up 考える・生成整合性 作成: 2025-10-30
更新: 2025-10-31


ChatGPT 探求理論脳生物アナロジー考える・生成整合性

    ChatGPT のテクスト生成は:
      「ユーザが入力するテクストをもとに,
       意味・論理が整合的なテクストを生成」

    このテクスト生成は,しばしばユーザの入力テクスのパラフレーズに終始する。
    ChatGPT の常用する「整理・まとめ」の応答スタイルは,これである。

    ユーザが情報を求めてくるときは,その中のワードをもとに,外部の知識ベースに情報を検索しに行く。
    どんな情報を択ぶかも,「整合的なテクストをつくる」の一部である。


    「整合的」は,「応答として相応しい」とイコールではない。
    蛇足であったり,ピントが外れたりする。
    また,間違いを言うことにもなる。

    「整合的なテクストをつくる」は,ChatGPT の限界も表している。

    生成テクストの向上は,この限界の中で考えるしかない。
    方法は,整合すべき項目をたくさん揃えること。
    ChatGPT によく考えてもらう,というわけであるけ

    翻って,「考える」とは,整合すべき項目を整合しようとすることである。
    よく考える・よく考えないは,畢竟,その項目の多寡の問題である。


    整合すべき項目をたくさん揃えるのは,ユーザの役割である。
    ChatGPT は,項目を発掘しない。
    「所与の項目の整合になるテクストを生成する」が専らである。

    註: 項目を発掘しないとはいっても,ChatGPT は項目にバリエーションをつけたり,パラフレーズしたりする。
    これは,微妙な視点や閑却していた視点を浮かび上がらせることがある。
    ChatGPT が論考支援ツールになるのは,この場合である。。