Up ユーザ依存 : 要旨 作成: 2025-11-01
更新: 2025-11-01


    ChatGPT は,テクストの生成が<行動>である。
    そしてこのテクスト生成は,つぎを方法にしている:
       「ユーザが入力するテクストと整合的」
    ここで「整合」は,「意味的・論理的に整合」。

    「意味的・論理的に整合」は,「同調」とは違う。
    ユーザのテクストの意味・論理の域から外れない,ということである。
    ユーザが自分のテクストに対する批判を ChatGPT に求めると,ChatGPT は批判を返す。しかし,ユーザのテクストにない無い視点・アイデアを出してくることはない。


    こういうわけで,ChatGPT のテクスト生成は,ユーザがディレクタ/プロデューサになる。
    即ち,ユーザは,絵コンテに相当するテクストを入力して,求めるテクストを ChatGPT に生成してもらう。

    求めるテクストは,なかなか得られないのがふつうである。
    いろいろ注文を加えても,求めるテクストにはなかなかならない。


    特に,ChatGPT のテクスト生成は,創作を求めるというものではない。
    そもそも,ChatGPT はアイデアを持たない。
    アイデアは学習の所産であるが,ChatGPT は一生が1セッションと短いので,創作につかうアイデアを持つようにはならないのである。