Up 「アイヌ予算」: 要旨 作成: 2016-12-15
更新: 2019-11-04


    政治"アイヌ" は,数から言うと,ほんの僅かである。
    しかし,彼らは「前衛」を装う。
    すなわち,「自分たちの後ろには多数が控えている」を装う。

    彼らに迫られる者は,この装いに騙されて彼らを過大に見る者と,彼らを利用することを考える者の,2タイプになる,
    政治も,この両面がある。
    そして両面効果として,"アイヌ" 政策の規模拡大,「アイヌ法」「アイヌ予算」の進化を現わす。


    アイヌ予算で "アイヌ" にわたる分は,少数の政治"アイヌ" に集まる。
    政治"アイヌ" は,利権"アイヌ" へと「堕落」する者たちである。

     註 :  一般に,政治運動は,利権に「堕落」していく。
    「前衛=少数」が,このダイナミクスの要点である。
    歴史がこのことを教えている。──例外は,無い。

    利権"アイヌ" は,政治が好都合とする存在である。
    商品経済体制では,政治の役割は「経済効果」を生み出すことである。
    このとき,利権構造は,<経済効果を生みやすい構造>ということになる。
    "アイヌ" は利権"アイヌ" になることで,重宝されるものになる。

     註 : 「経済効果」の内容は,箱物土木・交通・雇用・個人消費である。


    「アイヌ予算」は,恣意的にはできない。
    「言い訳」がいる。
    「言い訳」は,「根拠を引く」の形をとる。
    その「根拠」が,「アイヌ法」である。

    このとき政治と癒着しているのは,利権"アイヌ" ではなく「アイヌ利権」である。
    "アイヌ" は,「アイヌ利権」の「アイヌ」の役を務める者になっている。
    「アイヌ利権」で "アイヌ" の占める部分は,小さくなる一方となる。

     註 : 「アイヌ利権」批判をする者は,利権"アイヌ" 批判の格好でそれをする。
    これは間違いである。──利権"アイヌ" の過大視である。