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高倉新一郎 (1959), p.24
松前藩が独立した当時の蝦夷地の状態については、ほとんど資料がない。
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高倉新一郎 (1959), pp.26,27
‥‥ 寛文九 [1669] 年の蝦夷乱を境として、蝦夷地の状祝は急に明らかになって来た。 ‥‥
この叛乱に際して、
松前家からは幕府に詳細な報告が出されているし、
大勢の人が蝦夷地深く入った上、
津軽藩では軍隊と共に隠密を派して当時の様子を探り、翌年にはさらに探検隊を組織し、東西両蝦夷地に向って漂流船をよそおって入り込み、種々の情報を送っているので、
蝦夷地の情勢は非常に詳しくなって来た。
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引用文献
- 高倉新一郎 (1959) :『蝦夷地』, 至文堂 (日本歴史新書), 1959
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