Up 地方連合政府 作成: 2024-11-13
更新: 2024-11-13


    グローバル経済は,各国に「都市化・1次産業衰退・少子高齢化」を残して終焉する。
    少子高齢化では,国内消費が落ち込む。
    これはどの国も同じなので,輸出がダメになる。
    1次産業衰退はどこの国も同じなので,1次産品の輸入がダメになる。
    こうして,国の経済は倒壊する。
    そして<飢え>が,ひとの切実な問題になる。

    生業の再構築は,地方で可能になる。
    都市は終焉する。
    こうして国は,地方連合の格好になる。


    このときの国は,軍事が役目である。
    経済のグローバル化は,協商関係のグローバル化であり,そしてこれは安全保障のグローバル化である。
    よってこれの終焉は,世界が物騒になるということである。
    こうして,経済は地方連合でも,国がむしろこれまで以上に必要になる。

    通貨は,バラバラな地方通貨からの手探りの再構築となる。
    その間,国の組織は「政府通貨」のようなものでやっていくことになる。
    国の通貨は,使えない (使えば超インフレを(きた)す) ものになっているからである。
    政府通貨と各地方通貨の間に交換レートを立て,国は地方から物を買う。
    政府通貨の発行額は,地方連合と国の協議で決める。


    経済は非常事態の経済なので,ひとの生活は超法規で営まれていることになる。
    不安定な体制は,独裁者を生みやすい。,
    国と地方の関係構築で重要なことは,独裁体制が生じないようにすることである。