Up 「カラダ損失」不覚 作成: 2014-12-04
更新: 2014-12-08


    ひとは,自足している。

    「自足」の相は,「間違い・荒唐無稽をやる」である。
    あることで,格好をつけることになった。
    そのことを行うためには,カラダができていない。
    しかし,自足していて,カラダができていないことは自覚されていない。
    この状態で格好をつければ,当然,それは間違い・荒唐無稽になる。

    いまの自分は,カラダができていない者である。
    「いま」は,「つねに」である。
    自分はつねに「カラダができていない」の体(てい) である。
    しかし,ひとはその都度自足している。
    つくれるカラダをつくっていない損失 (「カラダ損失」) に,気づかない。

      自足は,失敗を失敗と意識しないことを含む。
      実際,ひとの自足は,失敗を失敗と意識しないほどに,強い。

    自分がこれまで「カラダ損失」をしていたことを知るのは,ひどい失敗をして手痛い目にあったときである。
    「カラダ損失」不覚!」の慚愧・後悔となる。

      翻って,ひどい失敗をして手痛い目にあうことは,重要である。
      そこで,このような機会を数多く持てることは,重要である。
      そこで,このような機会を数多く持てるように努めることは,重要である。