Up 境地の極相 : 要旨 作成: 2014-11-24
更新: 2014-12-05


    道の修行のゴールは,「至境」である。
    一方,「至境」は,有るとしたら「至境」ではなくなる。
    修行にゴールはない。

    「修行のゴール」に近い意味で主題に成し得るものは,「修行の極み」である。
    「修行の極み」として述べることになるものは?
    「技の極相」「境地の極相」である。
    ここでは,「境地の極相」を主題にする。

    極相は,一つではない。
    いろいろであり得る。

    道は,ロジックとして,「天地と一つ──自由」 がゴール概念になる。
    そこで,「天地と一つ──自由」 に準ずる「境地の極相」が考えられる。

    修行は,どのようなかたちに収めることになるか?
    それは,「形(かた)」である。

    道のロジックでは,修行素材は,ゴールに至る階段として用いられるものである。
    ゴールに至れば捨てられるものである。
    「捨てる」は,「境地の極相」の典型の一つである。