Up ダイナミクスの分析 作成: 2014-12-13
更新: 2014-12-13


    学校数学のダイナミクスの観取は,ダイナミクスの分析に進む。
    即ち,「学校数学はなぜこのようなダイナミクスになるのか?」の問いを立て,これの答えを求める。

    探求は,先ず学校数学の系の同定に立ち返ることになる。

    系の構成要素の同定を始めれば,「同定の視点のいろいろ」と相俟って,多様なカテゴリーが挙げられてくる:
      行政
      教員養成機関
      教育産業
      学会
         学校
      教員
      子ども
      家庭
      地域
         執行部と一般
      中央と地方
    最初漠然と考えられていた学校数学の系は,系の構成要素の同定を進めるほど,ますます大きくなっていく。
    それは,一つの「生態系」になる。
    こうして,学校数学のダイナミクスは,「生態系のダイナミクス」として捉えるものになる。

    また,学校数学の系は,経済学の扱う「人の系」と重なるところがある。
    その部分では,学校数学のダイナミクスの分析は,<経済のダイナミクスの分析>になる。