Up 「指導課程の構築」 作成: 2010-01-27
更新: 2010-01-27


    目標とする指導を実現する形は,<指導課程を実際につくる>である。
    「○○を実現する指導」を主題にする論文は,指導課程の構築を中心にするものになる。

    指導課程の構築は,単元設計と各授業の設計で成る。
    これは,授業設計のいつものスタンスで行えばよい。

    作成した授業案は,実際に授業にかけて実験することもある。 しかし,指導は系統的なものであるから,実験するとなると数本の授業を行うことになる。 また,実験的な授業であれば,現行とのギャップの手当を考えねばならなくなる。 これは,クラスを提供する側の嫌がるところである。

    したがって,卒論では,専ら<推理>を指導課程構築の方法としてよい。
    卒論を,「<推理>を身につける修行」と定めるということである。
    実際,学生のときに<推理>を身につけることができていなければ,現場に入ってからも<推理>はできないままになる。 <推理>ができることは,現場に入って教職に慣れることとは別のことである。