Up 「興味・関心」 作成: 2012-10-20
更新: 2012-10-20


    「導入・展開・まとめ」を行う授業は,「わかればおもしろい」の立場にたっていることになる。
    授業で決定的なことは,<わかる>の実現である。
    授業は,これに失敗しないようにする。
    <わかる>の実現にとって無用なことは,行う必要がない。
    <わかる>実現のプロセスを,淡々と踏むのみである。

    「導入」も,わかる実現のプロセスの中にしっかり位置づくものである。
    ここでは,学習主題がどういう話なのかを,それの文脈を十分なだけ加えて,伝える。
    「興味・関心」とは,この話に対する「興味・関心」である。


    「導入・展開・まとめ」を却ける教員は,「興味・関心」を違うふうに考える者になる。
    だいたいが,「生活の中の具体的事象」の使用になる。
    そしてこのとき,十中八九,主題を外してしまう。

    「導入・展開・まとめ」は,数学の授業を基本スタンスにする。
    これに対し,「導入・展開・まとめ」を却ける教員の方は,授業が新作仕立てになる。
    「興味・関心」で主題を外したことの後始末として,授業が新作仕立てになるのである。
    「興味・関心」で,本末転倒をやってしまうわけである。