「かけ算・わり算」の立式・計算を「数直線」型で説明する方式は,つぎの構成になる:
- 2量の間の比例関係の文章題を用いる。
──この文章題を解いていくふうにして,「かけ算・わり算」の式とこの式の計算を現していく。
- 比例関係の図式を,「数直線」のスタイルで描く。
──与条件および比例関係の含意をこの図に書き込んでいくことで,「かけ算・わり算」の式とこの式の計算を現していく。
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このとき,「分数のわり算」の導入に用いる比例関係の文章題は,「比の第3用法」適用タイプに落ち着く。
「比の第1用法」適用タイプは,「数直線」の図式の操作が複雑になるからである。
(「わり算」導入に使う文章題は「第3用法」タイプ )
そこで,つぎのようになる:
- 「分数のわり算」の導入では,「比の第3用法」タイプの文章題を用いる。
- 「比の第1用法」適用タイプの文章題は,「形式不易の原理」で立式させ,割り算の公式で計算させる。
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