成長は,自由が許されるとしたら,指数関数的成長になる。
現実は,自由は許されない:
- 成長は,周りと衝突する。
周りは,個体の自由な成長を許さない。
- 過ぎた体は,自分を持ち堪えられず,自壊する。
──自由な成長は,自滅する。
生物に関していえば:
- 生態系は,個が成長でせめぎ合う系であり,せめぎ合いの均衡をその都度実現している系である。
- 生物進化は,<成長スパイラルの自滅>ではなく<体のいいところで自殺>を死に様にする者が「自然選択」されることになった。
生物であることには,自殺がプログラムされていることが含まれる── DNA に自殺がプログラムされている。
但し,ヒトはこれに関して異質な生物種になっている。
社会保障と延命技術の進歩は,ヒトを<成長の自由が許され,自滅を死の形とする者>に成した。
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