Up | 講義主題の思考類型: 要旨 | 作成: 2011-02-22 更新: 2011-02-22 |
「講師が話した内容」を演習題にすることは,「その内容を話した講師の思考類型」を演習題にすることである。 なぜなら,講師は真理のメッセンジャーではなく,ただ自分の思考類型を現す者だからである。 実際,「人権・倫理」の問題は,いろいろなイデオロギーがこれを自陣に回収しようと努める。 異なる思考類型の布置の知識が無くてこの講義を聴けは,それは一つの思考類型への一方的傾斜になる。 そこで,「批判」という方法が必要になるわけである。 講義自身が,「批判」を方法にして,異なる思考類型の布置を自ら示すというふうになっていれば,演習での「批判」は軽減される。 反対に,講義が特定のイデオロギーの思考法を現すのみというふうであれば,演習はこれとのバランスをとるために,「批判」を重視することになる。 そこで,講義の各主題について,それが思考されるときの思考類型はどのようかということを,ここで論じてみることにする。 |