Up ゲームのメタレベルでものを言う 作成: 2008-04-06
更新: 2008-04-06


    「法人化」を進める大学執行部は,「法人化」のゲームに大学全体を引き入れようとする。 「法人化」のゲームへの誘い,ゲームへの参加強制が,いろいろな形で行われる。
    そこで,これにどのように対していくかが問題になる。
    そしてこのとき,「同じ土俵に上る・上らない」が問題になる。

    ゲームの内容に対する反対論は,ふつうに行えば「同じ土俵に上る」になる。 結果,そのゲーム自体は認めている形になる。
    したがって,ゲームそのものを退けるときは,「同じ土俵に上らない」方法をとることになる。
    それはどのような方法か?

    「同じ土俵に上る・上らない」の意味は,「そのゲームの言語を使う・使わない」である。
    ゲームの言語で話せば,ゲームを認めた形になる。
    ゲームを退ける言説は,ゲームの言語のメタレベルを用いる。 ──すなわち,ゲームを俯瞰する視点からゲームについて述べる。