Up 全員指導 作成: 2014-12-21
更新: 2014-12-30


    いまの社会/時代は,学生の事件 (素行問題を含む) が大学責任になる社会/時代である。
    そして,事件の処理は,大学にとってひどく面倒なプロセスになる。

    そこで大学は,学生の事件を未然に防ぎたいという考えになる。
    そこで,学生を「事件を起こさない者」に導く指導を行うという考えになる。
    だれそれに指導するというものにはならないから,これは全員指導である。
    こうして,「倫理・人権」科目の立ち上げとなる。


    大学側の「学生の事件を未然に防ぎたい」「学生の素行についてのクレームが来ないようにしたい」の思いは,受講学生の受け取るものではない。
    なぜか?
    大学側にとって,学生は事件の確率事象である。
    学生は,事件の確率事象として自分を考えようとは思わない。
    思うことは,「大学のそんな思いでは,動員されたくない」である。