Up 公安・検閲 作成: 2007-09-11
更新: 2007-09-11


    全体主義とは,恐怖の対象から自分たちを守る組織論として「一致団結」を採ることである。

    この一致団結を破る者 (異形) がいれば,それは恐怖の対象の目にとまり,恐怖の対象の怒りが組織全体に向けられる。 このような者を出してはならない。 そこで,全体主義は,内に向けては「異形狩り」になる。

    異様狩りを行う側の意識は,「公安」である。
    「公安」は組織の正義であり,したがって異形狩りは正義である。


    異形狩りには,つぎの3つの形態/局面がある:

    1. 異形がおもてに現れないようにする(検閲)
    2. 異形を矯正する(教育)
    3. 異形を消す(処刑)