Up | 教科教育法科目 : 要旨 | 作成: 2014-04-10 更新: 2014-04-10 |
実際,大学は,教員を多様な教員として存在させるものとして立つ。 多様な教員は,多様な授業を行う。 大学は,教員を多様な教員として存在させるものとして立つとは,多様な授業が行われるものとして立つということである。 大学は,多様をよしとしてきた。 これは,画一を退けるということである。 拠って立つ哲学は,自由主義である。 このことをよくよく吟味すべし。 教科教育法科目は,多様な授業である。 わたしの領分になる「小学校算数科教育法」「中学校数学科教育法」「高等学校数学科教育法」にしても,それは,方向性も手法も内容もまったく真逆な教員が行ってきている授業である。 この多様は,「良し悪し」を見てとる多様ではない。 「かくあるべし」となる多様である。 「大学」の含蓄である。 |