Up 特定教科で実験 作成: 2009-07-18
更新: 2009-07-18


    「改革」の時代には,ひとは,「やってみなければわからない」を「やってよい」の理由として受け入れる心理状態になる。 「勝つか負けるかやってみなければわからない──よって,やってよい」「生きるか死ぬかかやってみなければわからない──よって,やってよい」になり,実際にやる。そして,負ける・死ぬ。

    「学長の強力なリーダシップ」は,「やってみなければわからない──よって,やってよい」をやる体制である。 「法人化」の国立大学のトップに対しては,「実験」という方法論を示していく必要もある。


    新薬の実験を最初から人間で行う者は,いない。
    ロケットの実験を最初から本格サイズのロケットで行う者は,いない。
    なぜか?
    失敗のときの損害・損失を考えるからである。

    教員免許商法の実験も,失敗のときの損害・損失を見て行うことになる。
    それは,一つの教科で試してみるといった具合である。
    「全教科で一斉に試す」みたいのは,「実験」とはいわない。「暴挙」という。