Up
等高度線
作成: 2023-09-09
更新: 2023-09-08
つぎは,気象庁のウェブサイトからダウンロードした高層天気図 AUPQ35 の 500hPa 天気図:
前線の記号が無いことを除けば,地表天気図と同じように見える。
地表天気図と同じように見えるのは,地表天気図の等圧線と同じ模様が描かれているからである。
高層天気図は等圧面の天気図であるから,この模様は等圧線ではない。
各曲線は,例えば「5100」と表示されている曲線だったら,つぎのようになっている:
<高度 5100 km で気圧が 500hPa となる地表の点>の全体
「等高度」を連ねた線であり,「等高度線」と呼ばれる。
等高度線は,等圧線と同様に用いればよいものである。
即ち,つぎのことが成り立つ:
高層天気図の中にある高度の数値「○」に対し「高度○km 天気図」をつくると,その中の等圧線は,高層天気図の等高度線とほぼ同じ模様になる。
○hPa 面天気図の等高度線の数値の大小に,高度○km天気図の等圧線の数値の大小が応じる──というわけである。,
こうなる理由は:
「高層天気図の等高線の意味と含意」